みなさんこんにちは!
エピピレナム・ピナツム(エピプレムナム・ピナツム、Epipremnum pinnatum)は、ポトスの仲間にあたるツル性の観葉植物です。
深いグリーンの葉や切れ込みの入った葉が美しく、壁面や棚、ハンギングによく映えることから、インテリアグリーンとして人気が高まっています。
この記事では、「エピピレナム ピナツム 育て方」をテーマに、初心者さんでも室内で元気に育てられるよう、置き場所・水やり・肥料・剪定・増やし方・トラブル対処まで丁寧に解説します。
エピピレナム・ピナツムってどんな観葉植物?特徴と魅力

ポトスの仲間のツル性観葉植物
エピピレナム・ピナツムは、サトイモ科エピプレムナム属の観葉植物で、いわゆる「ポトス」と同じ仲間です。
つるを長く伸ばしながら、楕円〜細長い葉を次々に展開していきます。
支柱に絡ませたり、棚から垂らしたり、ハンギングにしたりと、立体的なインテリアづくりにぴったりです。
耐陰性があり、室内でも育てやすい
エピピレナム・ピナツムは、直射日光が苦手ですが、明るい日陰を好みます。
この「耐陰性(直射日光が弱く、明るい日陰でよく育つ性質)」があるおかげで、
リビングや寝室、オフィスなどの室内でも育てやすく、観葉植物初心者〜中級者に向いた品種です。
葉の表情が豊かで、インテリア性が高い
種類や株の成熟度によっては、葉に切れ込み(フィロデンドロンのような割れ)が入るものもあり、
「成長するほどかっこよくなる」ビジュアルが魅力です。
シンプルな鉢に植えるだけでスタイリッシュに決まり、北欧インテリア・ナチュラルインテリア・男前インテリア
どのテイストにも合わせやすいのが特徴です。
エピピレナム・ピナツムの基本データ
- 学名:Epipremnum pinnatum
- 和名・流通名:エピピレナム・ピナツム/エピプレムナム・ピナツム(ポトスの仲間)
- 分類:サトイモ科エピプレムナム属
- 原産地:東南アジア〜太平洋諸島など熱帯地域
- 生育タイプ:ツル性の常緑多年草
- 耐陰性:あり(明るい日陰を好む)
- 耐寒性:やや弱い(10℃以上をキープすると安心)
室内で元気に育てるための環境づくり
置き場所:明るい日陰〜レースカーテン越しの光
エピピレナム・ピナツムの置き場所選びは、「直射日光は避けつつ、明るさはしっかり確保」がポイントです。
- 窓際のレースカーテン越し
- 窓から少し離れた明るい壁際
- 日中、自然光が差し込むリビングの棚の上
こうした場所であれば、葉焼けを防ぎつつ、光量不足による徒長(ヒョロヒョロと弱く伸びる状態)も抑えられます。
NGな場所は、真夏の南向き窓辺などの強い直射日光(葉焼けの原因)と、
一日中ほとんど光が入らない部屋の奥(光量不足で葉が小さくなったり、色が悪くなる)です。
温度と湿度:10℃以上・やや湿度高めが理想
エピピレナム・ピナツムは寒さに弱い熱帯性の観葉植物です。
- 生育適温:20〜28℃前後
- 最低温度の目安:10℃以上
冬は窓際の冷気やエアコンの直風を避け、部屋の中央寄りに移動させると安心です。
湿度はやや高めを好みますが、普通の室内環境で問題なく育ちます。
エアコンで乾きやすい季節は、葉水(はみず:霧吹きで葉に水を吹きかけること)をしてあげると、
葉のツヤが保たれ、ハダニなどの害虫予防にもなります。
エピピレナム・ピナツムの水やり(基本の育て方)
水やりの基本:土の表面が乾いたら、たっぷりと
「エピピレナム ピナツム 育て方」で多くの方が気にされるのが水やりの頻度です。
ポイントは、「回数」ではなく「タイミング」で考えることです。
基本の目安は次の通りです。
- 春〜初秋(生育期):土の表面が乾いたら、鉢底から水が出るまでたっぷり
- 晩秋〜冬(休眠・生育が緩やかな時期):土の表面が乾いてからさらに数日あけてから控えめに
「毎日」「何日に1回」と決めるのではなく、指で土を触って乾き具合を確認する習慣をつけると失敗しづらくなります。
やりがちな失敗:水のやり過ぎによる根腐れ
エピピレナム・ピナツムは丈夫で枯れにくいですが、唯一の大きな失敗例が水のやり過ぎによる根腐れです。
根腐れのサイン:
- 下の方の葉から黄色くなり、ポロッと落ちる
- 土がいつも湿っていて、冷たい・ぬるっとした感じがする
- 株元がグラグラしている
こうした症状が出たら、水やり頻度を減らし、風通しの良い明るい場所で管理します。
ひどい場合は、腐った根をカットして新しい土に植え替えましょう。
土と鉢選び・植え替えのコツ
おすすめの土:観葉植物用培養土でOK
エピピレナム・ピナツムは、水はけが良く、適度に保水性のある土を好みます。
市販の「観葉植物の土」「ポトス用の土」などを使えば十分です。
自分で配合する場合は、
- 観葉植物の培養土:赤玉土小粒:パーライト = 6:3:1
のような配合にすると、根が呼吸しやすく、水やり後もベタつきにくい土になります。
鉢のサイズと材質
鉢底にしっかりと排水穴がある鉢を選びましょう。
- 陶器鉢:重さがあり安定しやすく、インテリア性も高い
- プラスチック鉢:軽くて扱いやすく、初心者向き
つるが伸びて葉が増えると、上部が重くなるので、やや重さのある鉢カバーに入れてあげると倒れにくくなります。
植え替えのタイミングと方法
エピピレナム・ピナツムは成長が早めなので、1〜2年に1回は植え替えをしてあげると元気を保てます。
植え替えの適期:春〜初夏(5〜7月ごろ)
植え替えの手順:
- 前日に軽く水やりをしておき、作業しやすくする
- 鉢から株を抜き、古い土を軽くほぐして落とす
- 黒く腐った根・極端に長い根を清潔なハサミでカット
- 一回り大きな鉢に新しい土を入れ、株を中央に配置
- すき間に土を足し、鉢を軽くトントンと落として根のまわりに土をなじませる
- たっぷりと水を与え、明るい日陰で数日養生させる
肥料のあげ方:与えすぎ注意で、少しずつ
生育期にゆるやかに効く肥料を
エピピレナム・ピナツムは、肥料がなくても枯れることは少ないですが、適度に肥料を与えると
葉色が濃くなり、つるもよく伸びます。
- 時期:春〜秋(目安として4〜10月)
- 肥料の種類:観葉植物用の緩効性化成肥料(置き肥)か、液体肥料
置き肥なら、パッケージ表示の量を守って1〜2か月ごとに、
液体肥料なら、規定の倍くらいに薄めて2〜3週に1回ほど与えます。
冬は生育がゆっくりになるため、肥料は原則お休みでOKです。
剪定と仕立て方:ボリューム調整とインテリアの工夫
伸びすぎたつるはカットしてOK
つるが長く伸びすぎたら、好みの長さでカットして大丈夫です。
剪定(せんてい:枝やつるを切って形を整えること)をすることで、
株元から新しい芽が出てきて、全体のボリュームが増し、こんもりとした印象になります。
支柱・トレリスを使った立体的な仕立て
エピピレナム・ピナツムはツル性なので、
- 麻紐で支柱にくくりつける
- ワイヤーのトレリスに絡ませて、壁際に立てかける
- 吊り鉢に植えて、つるを垂らすハンギング仕立て
といった立体的な飾り方が楽しめます。
室内の空間を上方向にも活用できるので、小さな部屋でもグリーンを多く取り入れたい方におすすめです。
エピピレナム・ピナツムの増やし方(挿し木)
挿し木で簡単に株を増やす

エピピレナム・ピナツムは、挿し木(さしき:切ったつるを土や水に挿して発根させる方法)で簡単に増やせます。
剪定したつるを活用して、新しい鉢を作るのも楽しいですよ。
水挿しの手順
- 健康なつるを2〜3節(葉の付け根の部分)ほどカットする
- 下の方の葉を1〜2枚落として、節の部分を水につかるようにする
- 透明なコップやガラス瓶に入れて、明るい日陰に置く
- 数日に1回、水を替えながら管理する
- 2〜3週間ほどで白い根が伸びてきたら、観葉植物の土に植え付ける
土挿しの手順
- 湿らせた観葉植物用の土を小さな鉢に用意する
- カットしたつるを、節(葉の付け根)が土の中に1つ入るように挿す
- 明るい日陰で乾かしすぎないように管理する
- 新芽が動き出したら発根成功のサイン
増やした株は、自宅の別の場所に飾ったり、植物好きの友人へのプレゼントにもぴったりです。
よくあるトラブルと対処法
葉が黄色くなる・落ちる
原因として多いのは、水のやり過ぎ・根腐れ・光量不足です。
- 土がいつも湿っている → 水やりの回数を減らす
- 下葉から黄色くなって落ちる → 古い葉の寿命の場合もあるので、他の葉の状態もチェック
- 部屋の奥で育てている → もう少し明るい場所に移動する
葉先が茶色く枯れる
葉先だけが茶色くなる場合、乾燥・水切れ・エアコンの直風が原因のことが多いです。
- 土がカラカラに乾きすぎていないか確認
- エアコンの風が直接当たっていないかチェック
- 時々、葉水で葉と周りの湿度を補う
害虫・病気対策
室内管理では比較的害虫被害は少ないですが、ハダニ・カイガラムシがつくことがあります。
- ハダニ:葉裏に細かいクモの巣のようなもの。霧吹きで葉裏までしっかり葉水をして予防
- カイガラムシ:白や茶色のポツポツとした塊。見つけたら歯ブラシや綿棒でこそげ落とす
風通しを良くし、葉の様子をこまめにチェックしておくことが、
病気・害虫の早期発見と予防につながります。
エピピレナム・ピナツムを長く楽しむためのコツ(初心者向けまとめ)
ポイントは「乾かし気味」と「明るい日陰」
エピピレナム・ピナツムの育て方のポイントを、初心者さん向けにまとめると次の3つです。
- 直射日光は避けて、明るい日陰に置く
- 水やりは土が乾いてからたっぷりと(乾かし気味)
- 寒さに弱いので、冬は10℃以上をキープ
この3つを意識するだけで、室内でも青々とした美しい葉を長く楽しむことができます。
慣れてきたら、剪定・挿し木・仕立て方を工夫して、自分だけの「エピピレナム・ピナツムの森」を作ってみてください。
インテリアに取り入れて、毎日視界にグリーンを
特に、パソコン作業の多いデスク周りや、朝の光が入るダイニングの近くに置くと、
ふとした瞬間に視界にグリーンが入ってきて、気持ちのリフレッシュ効果も感じられます。
「枯らしてしまいそう…」と心配な方でも、エピピレナム・ピナツムは丈夫で回復力も高い観葉植物なので、
少しずつ植物のある暮らしにチャレンジしたい方にぴったりです。


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